10月も残り約1週間となり、それに合わせて秋がだいぶ深くなってきました。今年は9月に入って急に涼しくなり、カラッとした秋晴れも続き、その頃来られたお客さまはみな快適に観光できたようで何よりでした。
今季の紅葉は、急に涼しくなったり10月になると冬を思わせるほど冷える日もあったせいか、どうやら例年よりも早いようです。
さて、10月22日の今日は葵祭、祇園祭と並ぶ京都三大祭のひとつである時代祭が行われました。時代祭は京都平安神宮の祭で明治時代より行われています。
10月22日は、かつて桓武天皇が794年に長岡京から平安京に都を移した日とされ、京都の誕生日として知られています。
そんな目出度い日に催されるこの時代祭は、明治維新を先頭に平安時代までそれぞれの時代の衣装、装飾、調度品などを着飾った行列が京都御所から平安神宮まで練歩きます。その長さは2kmにおよび、その数は人や馬に牛を含む総勢2千にのぼります。
また、その衣装や装飾品、調度品は時代考証もしっかりされている為にかなり忠実に再現されているようです。
今日は雨の為に道も悪い中、沢山の人々が沿道でその色彩豊かな衣装に見入ったり、写真を撮ったりしていました。
それぞれの時代の衣装や鎧などが綿密に具現化されていて、時代に照らし合わせて当時の文化の流行などを比べながら、昔の日本の見事な色使いなどを見て楽しむ事ができました。
当宿からですと、花見小路を北に上り、三条通りに突き当たった交差点が行列を見れる一番近くのポイント(徒歩5分程度)です。
平安神宮までもさほど距離はありません。
また、京都の東山安井にある安井の金比羅さんという神社で
9月の第4月曜日に「櫛まつり」という催しが行われます。
こちらも時代祭と同じく、行列を成して街を歩くのですが、当宿前の新門前通りも通るので玄関を開けたらすぐに見る事ができます。
そのお祭りには、日本神話の時代から奈良時代、平安、鎌倉、安土桃山、江戸に明治、大正、昭和そして現代の舞妓さんまで、その時代風俗の衣装を身に纏い、カツラではなく自分の髪でそれぞれの時代の髪型を結い上げた女性たちの行列を見る事ができます。こちらもまた見応えがあります。
参考
http://milky.geocities.jp/kyotonosato/gyoji09/09kusi06.html