月刊 京都
白川書院より出版されている「月刊 京都」は1950年(昭和25年)に創刊し、
戦後から現在まで京都に関する奥深い情報を今も尚発信し続けている由緒ある月刊誌です。
今回、有り難いお話をいただき、この歴史ある月刊誌に十宜屋が掲載される運びとなりました。
掲載されるのは3月10日に発売される「月刊 京都 4月号」の特集のひとつ、
「ゆったりステイ、特別な時間を過ごせる宿」のページ内です。
この特集では山里や祇園の町家、洋館など、雰囲気たっぷりの宿を紹介。どんな利用の仕方・楽しみ方ができるかなど、各宿の魅力がたっぷり紹介されます。
また、4月は観光シーズンとなる京都ですが、見頃となる桜を中心とした情報が満載です。
情緒ある古い町並みや寺院が多く残るここ京都。桜との相性は言うまでもなく、景色に相乗効果を与えて日本の春の美を演出します。
当宿からも白川を挟んだ「なすありの径」に沿って咲く桜を借景として眺めることができます。それに前記しましたが、当宿の周辺には桜の名所がたくさんございます。
4月号の「月刊 京都」ではその他、京都各地の夜桜やライトアップの情報、春の特別公開に春のをどりなど、春の京都に関する情報を様々な知識を添えて紹介しています。よろしかったらご覧になってくださいませ。
月刊 京都 4月号は3月10日発売 定価770円(税込)
詳しくはこちら↓
http://www.gekkan-kyoto.net/kongetsu_new.html
京都東山花灯路 2015
2015年3月6日〜3月15日に東山花灯路が開催されます。
東山花灯炉では開催期間中、京都を代表するお寺や神社、風情ある町並みや路地が夜間に露地行灯のやわらかな灯火と花で飾られ、その演出により情緒ある景色がより華やかに彩られます。また東山を代表する寺院や神社にて特別拝観と夜間ライトアップも始まり、各所でたくさんのイベントも催されます。
当宿から徒歩5分圏内も花灯路エリアになります。夜の散歩に露地行灯に彩られた風情ある路地の陰影の中を歩かれてはいかがでしょう。
東山花灯路は平成15年(2003年)より毎年開催されております。
点灯時間は期間中毎日 午後6時〜午後9時30分まで
コースなど詳しくはこちら
http://www.hanatouro.jp/higashiyama/index.html
青蓮院〜夜間の特別拝観〜
当宿から東に10分程(八坂神社からも10分)歩くと格式高い門跡寺院、青蓮院門跡があります。
その青蓮院門跡にて 2014年10月24日(金) ~ 12月23日(火・祝)の期間で夜間特別拝観、ライトアップが開催されております。
回遊式庭園で夜にその広い庭を歩くと、巧みな構造による仕掛けに空間が掴めなくなることでしょう。
抹茶を飲みながらライトアップされた庭を鑑賞する事もできます。
また、東山山頂にある将軍塚青龍殿にて国宝で日本三不動画のひとつ、青不動が現在御開帳されています。
将軍塚には広い展望台もあり、そこから市内を一望できます。夜間は期間限定なのでこの機会に是非。
国宝青不動御開帳
2014.10.8(水)→12.23(火・祝)
9:00~21:30(夜間ライトアップ17:00~)
将軍塚青龍殿には青蓮院門跡からシャトルバスが30分おきに出ており、青蓮院門跡にて共通チケットも購入できます。
詳しくはこちら↓
http://www.shorenin.com
COOL KYOTO
以前、クレジットカード決済の会社 Square(スクエア)による今年の夏に行なわれたイベント「COOL KYOTO」の企業用CMの撮影ロケーションとして当宿が使われた事をお知らせしていましたが、遂にその動画が出来上がりました。
朝晩の冷え込みがはげしくなっている今日この頃、今年の夏はまだ過ぎて間もないはずなのに例年よりも短く感じたせいなのか、この動画を観ると涼しげなBGMも相俟ってなんだか夏が懐かしく思えます。
是非ご覧になってください。
時代祭
10月も残り約1週間となり、それに合わせて秋がだいぶ深くなってきました。今年は9月に入って急に涼しくなり、カラッとした秋晴れも続き、その頃来られたお客さまはみな快適に観光できたようで何よりでした。
今季の紅葉は、急に涼しくなったり10月になると冬を思わせるほど冷える日もあったせいか、どうやら例年よりも早いようです。
さて、10月22日の今日は葵祭、祇園祭と並ぶ京都三大祭のひとつである時代祭が行われました。時代祭は京都平安神宮の祭で明治時代より行われています。
10月22日は、かつて桓武天皇が794年に長岡京から平安京に都を移した日とされ、京都の誕生日として知られています。
そんな目出度い日に催されるこの時代祭は、明治維新を先頭に平安時代までそれぞれの時代の衣装、装飾、調度品などを着飾った行列が京都御所から平安神宮まで練歩きます。その長さは2kmにおよび、その数は人や馬に牛を含む総勢2千にのぼります。
また、その衣装や装飾品、調度品は時代考証もしっかりされている為にかなり忠実に再現されているようです。
今日は雨の為に道も悪い中、沢山の人々が沿道でその色彩豊かな衣装に見入ったり、写真を撮ったりしていました。
それぞれの時代の衣装や鎧などが綿密に具現化されていて、時代に照らし合わせて当時の文化の流行などを比べながら、昔の日本の見事な色使いなどを見て楽しむ事ができました。
当宿からですと、花見小路を北に上り、三条通りに突き当たった交差点が行列を見れる一番近くのポイント(徒歩5分程度)です。
平安神宮までもさほど距離はありません。
また、京都の東山安井にある安井の金比羅さんという神社で
9月の第4月曜日に「櫛まつり」という催しが行われます。
こちらも時代祭と同じく、行列を成して街を歩くのですが、当宿前の新門前通りも通るので玄関を開けたらすぐに見る事ができます。
そのお祭りには、日本神話の時代から奈良時代、平安、鎌倉、安土桃山、江戸に明治、大正、昭和そして現代の舞妓さんまで、その時代風俗の衣装を身に纏い、カツラではなく自分の髪でそれぞれの時代の髪型を結い上げた女性たちの行列を見る事ができます。こちらもまた見応えがあります。
参考
http://milky.geocities.jp/kyotonosato/gyoji09/09kusi06.html
撮影
先日、モバイル決済会社のSquareさんが催されているイベント、Cool KyotoのCM撮影にスタッフの皆様が当宿に来られました。担当者様が当宿のHPを見て京都の風情を映像で表現できそうだとの事で撮影現場のひとつに選んでいただきました。また実際に訪れて写真で見るよりすごく広く感じ、風情もあってとても良いと言っていただき嬉しい気持ちにさせてもらいました。
当宿でもクレジットカード決済時にはSquareさんの端末も利用させてもらっていますが、余計な手間もなく流れがとてもスムーズで使いやすいんです。このSquareさんが催されているCool Kyotoは夏の間中、京都各地でオリジナルの団扇を配りながらプロモーション活動をしているとの事ですが、この団扇で扇ぐ事があれば竹で作られたその高いクオリティとシンプルなロゴデザインが載せられた清涼な水色により涼しさも増す事かと思います。
撮影は写真の洋風サロンからガラス越しに坪庭、寝室2部屋を越えて庭まで観えるカメラ位置でスライドさせながら撮っていました。チェックした映像もかなりのハイクオリティで完成が楽しみです。
Cool KyotoのEventの詳細は↓
https://square-event.jp/kyoto/
京の七夕
旧暦でしょうか。京都では近年、この時期に七夕祭りが開催されております。
七夕は奈良時代に中国から伝わったもので実は秋の行事のひとつなのだそうです。
今年の京の七夕は8月2日〜11日まで鴨川会場と堀川会場で開催されています。
写真は当宿の近所の鴨川会場の写真ですが、少し西にある堀川会場も光の演出がとても綺麗で観光名所の二条城と、ここ鴨川ではProjection Mappingによる光の演出も観る事ができます。
陽もだんだんと短くなり、夜は風も少し出てとても涼しく、浴衣姿の人も多く見られ、日本の風情ある夏の夜を感じる事ができます。
また、鴨川会場は先斗町の納涼床に沿ってある為、多くの人が床で食事やお酒を楽しみながら涼しげなライトアップと俱に夕涼みを楽しんでいました。時間帯によっては芸妓さん、舞妓さんの舞も観られます。
それぞれの願いが込められた短冊が沢山竹に飾られていました。
京の七夕の詳しい情報は下記のHPに記載されております。
http://www.kyoto-tanabata.jp
祇園祭
今年も京都の街ではコンチキチンのお囃子が響いた。この祇園囃子を聴くと、いよいよ夏本番かな〜と感じます。
当宿は歩行者天国となる四条通り、また祇園祭「山鉾巡行」の目玉、辻回しが観れる四条河原町交差点まで徒歩で5分程ととても近い場所にありますので気楽に、また軽装にて祇園祭りの賑わいを味わう事ができます。
祇園祭は毎年7月から1ヶ月に渡って行われる祭であるが、目玉といえば17日の山鉾巡行。例え平日だとしても、この日程は変わる事はない。また、その前日の宵山と前々日の宵々山では四条通りが夕方から歩行者天国となり山鉾を間近で眺める事ができ、毎年大勢の人で賑わいます。ちなみに今年は昨年より7万人も多い34万人もの人が街へ繰り出したようです。
祇園祭は八坂神社の祭礼。日本の三大祭りの一つで、平安時代初頭から行われているお祭りです。当時、京都では水害に悩まされ、疫病が流行った事から、朝廷が無病息災を祈念したという事がこの祇園祭の由縁であり、応仁の乱や第二次世界大戦などで中断はあったりはしたものの、現在まで続いており、1100年以上の年月をもつ非常に歴史深い伝統的な祭りなのです。
また今年は49年ぶりに山鉾巡行が17日の前祭(さきまつり)と24日の後祭(あとまつり)の2回に分けて行われます。また、32基だった山鉾に加え、今年は江戸末期(1864年)に京都市中約3万戸を焼いたとされる大事件、禁門の変(蛤御門の変)により大半を焼かれた「大船鉾」が150年ぶりに復活し、24日の後祭に加わります!20日に復活した姿を四条町の路上にてお披露目するそうで、今年は都大路でのその雄姿が注目されそうです。
御羽黒蜻蛉
7月に入り、緑が一層色濃くなってきたのを感じます。当宿の庭の大杉苔も梅雨の雨などでたっぷり水分を吸収してとても鮮やかな濃緑色を魅せてくれます。
そんな庭を眺めていると、ヒラヒラと蝶のように舞う生き物がちらちらと現れます。
その正体はオハグロトンボ。毎年この時期になると庭に数匹現れますが、今年は庭を含めて大工事をしたので今年も舞ってくれるかと懸念していましたが、6月後半あたりから2匹飛んでいる姿を発見して、安堵しました。
オハグロトンボはその名の通り、羽が黒いトンボで所謂トンボのように旋回したりホバリングしたりせず、蝶のようにヒラヒラとゆっくり飛びます。
葉に停った時も写真の様に羽を閉じ、また時折リズミカルにふわっふわっと羽を開いたり閉じたり動かします。その動きが何とも優雅なんです。
雄(写真)は身体が金緑色に光沢し、羽の黒色とビッ!と直線に伸びた尾っぽが相まって、その姿はとても上品にも思えます。ちなみに雌はというと、全身黒褐色。生物の多くは雄の方が鮮やかな感じがしますが、これは人間とは真逆。
オハグロトンボは流れの緩やかな水辺に近い陸地に生息します。警戒心がとても強く、近づくと結構な距離を置いても飛んで逃げてしまいますが、今回写真を撮るのにカメラを向けると、まるで撮ってくれと言わんばかりに向こうから近くに寄ってきてくれました。
オハグロトンボは餌として蚊など食べてくれるので人間にとって味方でもあります。非常に有り難い。
近年は環境の変化でやはりその数を減らしているようですので、こうして家で観られるのも珍しいかと思います。この時節、当宿でご宿泊された際は是非ともこの蝶の様な優雅なトンボをご覧になっていただきたいものです。